2025年11月9日、第2回のCFP資格審査試験「金融資産運用試験」を受験した。当日は12月中旬の気温と寒い。受験課目が朝一番の試験時間なので、寒さ対策が肝心と考えて家からホッカイロを持参する。
試験の事を記述する前に試験会場の事を一言いいたい! 試験会場は某大学の3号館、寒さに加えて小雨が降っている中、当ビルの外では多くの受験者が傘をさして立って待っている。なかなか入口が開かない(ドアが閉められた状態)。私は家から1時間の移動なので、万一の電車遅延に備えて8時15分ごろ会場に到着した。確か、その時点で5〜6人くらいの人が待っていた。8時半には建物の中に入れるものと思っていた。準備の様子をビルの窓を通して内部を見ていると、関係者の手際が良いとは言えない行動だ。待つこと寒いところで、数十分が経過した。ビルの中に入れたのは9時だった(と記憶している)。急いで試験室の階へ移動し、まずはトイレへ直行する。受験者は半年間の学習の結果が9時半から始まる2時間の試験にかかっている。その最終段階が試験会場での直前準備だ。 参考書を見て落ち着きたい人もいるだろうし、朝食(パンなど)を食べようと考えていた人もいたと思う。おそらくは双方とも無理だっただろう。
朝一番の試験は要注意だ。課目「リスクと保険」で一度は経験があったが、こんな思いをしたのは初めてになる。(建物の外で待っているのは寒い。トイレにも行きたくなる) 試験会場となる大学が「キャンパス内の建物」であれば、試験室に入れなくても雨・風がしのげて、トイレも利用できる。しかし、ビルディングの校舎では正面扉が開かなければ中には入れない。いつ開場するかも掲示されていないので待つしかない。こういう会場で朝一番の試験は体調を崩しかねない。開場時刻の情報も(通知書またはドアの内部に)連絡して欲しい。以上が当日の試験会場に対する愚痴である。私の場合は試験の出来・不出来に本件のことはさほど影響していない。
約半年をかけて金融資産運用設計科目を学習した。6課目の中では一番興味がある課目でありながら、仕事の経験や事前知識の無い分野である。学習は標準テキストをベースにChatGPTの協力を得て、自己流の整理をした。今回の学習でChatGPTを初めて利用した。相当に使えるツールである。しかし、それに費やす時間が多すぎたため過去問題集での準備は(すでに合格している)他の課目の時よりもかなり短い期間で試験当日を迎えた。過去問題には他の課目よりも多くの時間を費やせるようにと考えてはいたが、思ってようには学習が進まなかった。やはり金融資産運用設計は一番難しい科目だ。すいぶんと学習したつもりであるが、解けない分野の問題は少し問題の内容に変調があると試験問題が解けない。要は基礎理解が不十分と言うことだ。また、文章問題が半分くらいあるので過去問題集を使って重点的にやりたかった。計算問題よりも確実に得点が取れる。しかし、これも中途半端な状態になった。
仕方ないので試験の3日前からは、「解ける問題を確実に解ける(ヒッカケ注意)よう学習する」として、割り切った学習を行った。私にとって計算問題の中で超弱点である「金融商品」、「財務指標」、「外貨建て商品」は学習を放棄する。その他の計算問題に集中することで確実に短時間で答えを得て得点が取れる問題を増やした。
CFP課目試験も最後の課目になると試験への取り組み方もわかってくる。2時間の制約内にできるだけ高得点を取れるようする方法である。言い換えると、一問を解く効率の高い順に問題に取り組むことである。それは、
- 最初に全文章問題(約半数)を回答する(正解がわからなくても、どれかを選択しておく)
- 同じ得点(1点)ならば計算時間の短い問題から取り組む。(過去問で自信がある)
- 不得意な分野の問題は最後にする(今回は、ほぼ手は付けることがなかった)
- 計算問題には必ず間違いやすくする記述(ヒッカケ)があるのでチェックする
今回も上記の主義に基づいて試験に取り組んだ。そして試験終了10分前には、マークシートに全て回答のチェックを入れ終わった。これは、聞こえは良いが、わからない問題は手を付けないで鉛筆を転がして運を天に任せること行為の結果(多数あり)も含めている。得意な問題は問題文を読み直して考慮漏れのないことを確認した。文章問題は解答に不安を持つ問題も多いが、これも考え抜いてわかる問題ではない。直感で選択するも。
ちなみに、過去問題で学習している時、計算問題に10分以上もかかりそうな問題もあった。こういうときは概して自分の計算プロセスが間違う。これを実際の試験中に行なってしまうと、アッと言うまに試験時間が無くなって焦ってしまう。平常心を失い解ける問題も間違ってしまう。これは私が過去に経験したことである。
今回は運を天に任せた解答が過去一番の多さとなる。試験対策不足である。翌日の模範解答と照らし合わせると、私の得点は金融資産運用設計の過去8回の合格ラインのバラツキ範囲内にある。残念ながら合否どちらにも転がるような位置だ。
合否は12月中旬の発表までお預けです(笑)
