’25年第1回CFP科目試験(2科目受験)を終えて

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今週初めの6月15日(日)に「リスクと保険」(以下、「保険」と記載)を受験しました。朝一番の試験科目は初めてなので遅刻がとても心配でした。遅刻したら悔いが残りますから・・。そこで、かなり前倒の行動をして時間に余裕を持つことにしました。幸い交通トラブルに遭うこともなく、試験会場の控え室に着きました。何と2番目です。(1番目の人は学習しながら朝食中です)

1週間前に同じ試験会場で不動産運用設計(以下、「不動産」と記載)を受験したので試験会場(大学)内の配置がわかっていました。試験時間の1時間以上も前なので、試験係員が不在ですが焦ることもなく控え室が分かりました。そして、前回(’24年第2回試験)に続き今回も2科目同時受験・合格を目標に半年頑張ってきました。当初計画通りに学習が進めばよかったのですが、想定外のことは多々発生します。特に所属するSGで講師の担当となり、テーマ選定から書籍や資料の調査・パワポ作成・発表準備・発表と、CFP試験の学習期間と重なったため、講師の準備に2ヶ月分くらいの学習時間を充てる結果となりました。これは予想を超える負荷です。もう少し軽く対応できると思っていたのですが、調べる内容に疑問が残ると、さらに深く調べないと納得できないため、多くの時間が必要になりました。(読者の中に科目試験を受験予定の方がいたら、この時だけは講師の依頼を丁重にお断りした方が無難です) このような状況下で2科目の試験に対応した顛末を紹介します。数多ある学習方法の一例にも該当しない内容かもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。また、自分自身にとっても反省とまとめの意味で記載しました。

以前の雑感にも書いたのですが、毎年第1回目の試験日は、その前の試験から約7ヶ月の空き期間があります。第2回目の試験日は同様に約5ヶ月の空き期間です。普通に考えて第1回目の受験の方が学習時間を多く持てるはずですから、(初)講師の仕事を受けても大丈夫だろうと安易に考えていたのが、それは大変な労力が必要になりました。

話を試験勉強に戻します。今回の7ヶ月間の大きな計画表は次の①から⑤までの流れです。①標準テキストの通読「保険」1回「不動産」1回②「保険」の精選過去問題集を解きながら自己学習ノート作成、③「不動産」の精選過去問題集を解きながら自己学習ノート作成、④「不動産」の過去問題集(2023年と2024年の4回分)を一通り解く、⑤「保険」の過去問題集(2023年と2024年の4回分)を一通り解く、という一連の流れを5月末で完了するという計画です。

は計画よりも少し遅れて2月上旬終了しました。ここからを開始するのと、講師の資料作成が並行することになり、がひとまず終了したのが4月の下旬になってしまいました。講義資料の作成は継続しているための学習はなかなか進まないまま5月中旬になりました。ここで現在の状況を冷静に考えてみました。すでに残り1ヶ月を切っています。引き続きを計画通りに進めると、どちらも過去問題集への取り組み量が中途半端となって、共倒れ(2科目不合格)するのではないか・・・・という思いが強くなりました。それは絶対に避けたいので、優先順位を付けて行うのが賢明ではないかと思い1科目は絶対に合格できるような学習プランに変更しました。

前提として、私の未合格科目は3科目、「金融資産運用設計」・「不動産」・「保険」です。今回は「不動産」と「保険」の2科目受験として、残る「金融資産運用設計」を今年の第二回試験で受験する予定です。このような見通しを立てているので、今回はどちらを絶対に合格したい科目とすべきかと考えると・・・・「不動産」となります。どちらも私にとっては門外漢であるため、私にとっての難易度に大差はありません。「不動産」を選ぶ一番の理由は次回の受験です。例えば「保険」が合格して「不動産」が不合格だったとした場合、次回試験の1日目に2科目受験となります。これは今までの経験で1日1科目でも疲れるのに高齢者には相当にハードになります。実力が発揮しにくいでしょう。さらには、試験日1日目と2日目の間の1週間が利用できないのも不利です。従って、今回は「不動産」の学習に対して優先順位を上げてラストスパートします。大体8対2の割合で「不動産」の学習時間を多くして5月末まで学習します。6月に入ったら6月8日の第1日目の試験までは「不動産」のみ学習し、「不動産」の試験が終わった翌日(9日)から6月15日第2日目の「保険」の試験までは、当然のこと「保険」のみの学習です。

優先順位を上げた「不動産」の試験準備には大きなメリットがありました。に続けてを行うことになるので、記憶力の衰えが著しい昨今でも、それなりに過去問題集を2時間で30点を超えられるようになって試験当日を迎えることができました。実際の試験では、最初に計算問題以外を最初から最後まで解く。次に、問題10以降の計算問題を解く。最後に時間が余っていたら、問題1から問題9の間にある計算問題(意味するところは不動産投資や収支計算)を解く、と試験時間2時間の配分を決めました。不動産投資や収支計算の問題は、仮に計算ミスをおかすと大きなロスとなります。ならば、最初から時間を有効利用できるような選択としました。心の準備OKという状態で当日の試験会場へ向かう途中で・・・ない! 持ってない! 

(腕)時計を忘れていました。(スマホは使用できません) 試験会場の教室に壁掛時計があることを願って試験会場へ急ぎました。いざ、教室に入ると壁掛時計が見当たりません。どうにもならない現実です。時間の配分ができません。仕方ないので、計画通りの3ステップで試験に対応しました。かなり急いで各問題に取り組んだため、全問に手を付けることはできました。あっという間の2時間です。急いだ故に引っ掛け問題にミスしたかもしれず、それが心配です。

試験の翌日には来週試験の「保険」学習を始めました。今まで少しはの学習に手を付けてはいたもののラストスパートをかけなければなりません。いざ開始した時に強く感じたことは、自作ノートを作成したのが4ヶ月前です。4ヶ月前でした。過去の問題を読んでも解き方が浮かんで来ないのです。要は解き方を忘れています。問題を見て解き方が頭に浮かんでこない・・・(これは諦めるべきか)と真剣に悩みました。でも可能性はゼロではない(全問が選択問題なのでまぐれも期待できる) 何よりも、諦めると次回の試験勉強で再び保険の学習をするのが嫌だという気持ちが強くて、今回で「保険」を終わりにしたい。そういう気持ちだけで1週間を頑張りました。それでも過去問題集を試みると全く時間が足りない状況は改善できず、30点には届かない結果のまま1週間が終わりました。このままでは合格は難しいです。 ”できる限り解ける問題を沢山解く”ために、計算問題以外を最優先で最初から最後まで解く。わからないところは悩まずに(経験と勘で)とりあえずの正解を選ぶ。そして計算問題は 問い文 を見て、”解けるかも”、と思った問題を先に手を付け、仮に計算結果が四択の中に無くても(経験と勘で)とりあえずの正解を選ぶ、という気持ちで試験を受けました。最終的に「経験と勘」で選択した問題は7問もありました。こんな受験で良いのか残念ですが、目的は合格ラインを超えることです。

試験の合格ラインの発表は1ヶ月後です。合格ラインは毎回違うので通知をもらうまでは分かりません。1ヶ月後に報告します。

以上です。もう今回の試験は振り返りません。今週末から金融資産運用設計のテキストを購入し学習を始める所存です。これまた門外漢なので、どれだけ難易度が高いのか、想像するだけで怖いです。