日本FP協会の継続教育テスト 2021年6月

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AFP資格の有効期間は2年間です。2年後までには資格認定更新に必要な単位を取得しなければなりません。単位の取得方法には色々ありますが、私はFPジャーナル(協会から送付されてくる月刊誌)に隔月で掲載される「継続教育テスト」を受験(990円)することで単位を取得することにしました。(ここまでの記載は、過去の同種の雑感と同じです)

FPジャーナル6月号は月初めに届きましたが、CFP試験の準備を優先していたので、継続教育テストを行うのが今頃(下旬)になってしまいました。さて、早速始めることにします。

金融資産運用設計分野は「コーポレートガバナンス・コードと自社株買い」です。コーポレートガバナンスという言葉は何度も聞いて使っていた言葉です。でも、コーポレートガバナンス・コードは初めて目にしました。この講座を学習してみると、(定年前の)現役当時から普通に使っていたコーポレートガバナンスの生い立ちを学ぶことが出来て嬉しいです。そして、私も従業員持株会を通して自社の株式を定期的に購入していましたので、その制度が期待する効果を解りやすく説明してあり、これもまた勉強になります。

不動産運用設計分野は「民法における物権と債権」です。不動産についてはFPの試験学習を通してしか関わりが無いので、正直なところ適当に理解していた言葉のひとつです。何となく、双方ともに債権という括りで捉えていましたが、理屈を理解することが出来て、関連事項が覚えやすくなるでしょう。

ライフプランニング・リタイアメントプランニング分野は「生活保護法」です。知っているようで中身を知らない法律です。講座では憲法との繋がり、この法律の基本原理や基本原則、扶助の種類、全国の受給者数など、ザックリと知ることができました。ちなみに扶助ふじょの意味が正しく理解出来ていないので調べました(笑)。それと、受給者数が群馬県の人口とほぼ同じ(全人口の1.6%、100人中1人~2人)というのも、大きな数字なので驚きです。

リスクと保険分野は「少額短期保険」です。自分が保険に対する興味が薄いので、あまり面白くはありませんが、新しい保険商品分野であること、ユニークな保険商品が沢山あること、注意すべき点もあることなどなど、これらは押さえました。

タックスプランニング分野は「中古住宅×増改築に係る所得税や贈与税の注意点」です。これは勉強になりました。私の年齢(還暦越え)になると、今の持家をどうしようか悩むケースが多いのではないでしょうか。いまさら新築で立て直すというのは(私は)は考えられないです。 また、若い家族層にとっても、中古住宅の購入というのは、持家取得の選択肢となっているのではないでしょうか。私の若い頃は中古住宅の購入を検討する人も少なかったように思います。

相続・事業承継設計分野は「遺留分侵害額請求の概要と算出」です。いくつかの参考書で遺留分については学習しましたが、この講座はとても解りやすいです。遺留分侵害額請求権については理解に自信が持てました。

ちなみに、今回のテストは合格したので所定の単位を取得できました。テストと言っても、問いの正解は誌上講座の中に記載してあるので、講座を学習してからテストに臨めば、それなりに正解できます。

資格更新に必要な単位を取得するために利用していますが、普段の学習がFP資格の受験勉強なので面白くないのです。でも、誌上講座は旬なテーマを7分野で扱ってくれるので、幾つかのテーマは楽しく読むことも出来ます。面白くないテーマももちろんあります。凡人の私にはCFP資格取得の道のりは長いので知ることの楽しみも必要です。 まだ、誌上講座に取り組んでいない方は、興味のあるテーマだけでも目を通してみてください。

これからも継続教育テストは活用させてもらいます。